剱岳北面の展望台・猫又山 <前編>

剱岳を北から眺めたくて猫又山に登ってきました


◆猫又山・ねこまたやま・富山県・2,378m◆


                                      2008年9月15日(月) 《家族登山》


【行動時間 約10時間25分(休憩含む)】
ブナクラ取水堰堤(5:40)―ブナクラ峠(8:40)―猫又山(10:55)(11:40)―ブナクラ峠(13:10)―ブナクラ取水堰堤(16:05)





月明かりも眩しい満月の夜でした

賑わう馬場島を左折し白萩川沿いの林道を車を走らせます
途中の分岐を更にブナクラ谷に向かって直進するとやがて林道終点
車20台ほど駐車できるスペースにはポツンと一台の車が止まっていました

ススキの穂が優しく風に揺られています
星も見えないくらいの明るい夜
どこからか聞こえてくる鈴虫の声を聞きながら浅い眠りに付きました


                              
目覚めて周囲に4,5台の車が止まっているのを見て安心しました
子供たちを起こし出発の用意をします
「どちらまで行かれるのですか」との問いに「猫又山まで」と答えると驚かれてしまいちょっと不安に・・



登山口となる堰堤の鉄梯子が見えていたけれどそこは登らずに
すぐ左手の山際に新しく道が作られていたのでそこを登りました

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そしてロープを頼りに堰堤の上部まで登るとすぐに
この山が今まで登ったどの山とも違うことを知りました

細い登山道を覆う下草の朝露で足下はすぐにびっしょり
鬱蒼とした森の中を赤テープを見落とさないように進みます

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いくつも現れる沢はただ横切るだけ
対岸の赤テープの場所を見定めるとそれに向かって歩いていきます
大ブナグラ谷を渡るところが特に注意を要するところでした

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赤谷尾根の高さがブナクラ谷を涼しくしてくれています
緩やかな日陰の一本道を峠に向かって歩いていきました

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見えているのになかなか着かないブナクラ峠
振り返ると大日連山が顔を出しています
沢音が大きくなったり小さくなったりしながら緩やかな登りは更に続きます

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やがて傾斜も強くなり周囲の木々が低くなり始めると峠も近いことを知りました
直下の岩ゴロの急登も谷からの風が吹き上げてなんともいえない心地よさ
そしてようやく辿りついた峠からの景色には誰もが歓声をあげてしまうのです

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猫又山と赤谷山との鞍部にあるブナクラ峠
そこから眺められる一直線の後立山連峰の展望が素晴らしく
狭い峠は立ち止まってそれを眺める人々でとても賑やかでした

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しばらく休憩後、居合わせた方々は全員赤谷山へ
私たちはまだ刈り払われたばかりの笹藪の間の道を猫又山方面へと登っていきました

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振り返ると眼下にT字路のブナクラ峠とその先に大きな赤谷山がよく見えました
そして更に上を見上げれば赤谷尾根の向こうに剱岳の雄姿とその右手には大日連山
雄大な景色を背に急登の狭い谷間を登っていきます

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この山に登ることが出来るのも関係者の方々の無償の行為、奉仕があるからこそ
頭上にも注意しながら更に草付の滑りやすい斜面を尾根へと向かいます

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急登を終えやっと辿りついた尾根も道幅が狭く左右切れ落ちているところもあり注意して進みます
小さなアップダウンを繰り返しながら
あまり人に踏まれていないようにも見える道を少しずつ高度を上げていきました

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樹々の間から時々山頂の一角が見えました
あともう少しだと思うけれど歩きにくい道はなかなか前へ進ませてくれません
背後の剱岳が更に大きく励ましてくれています

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ボランティアの方も力尽きたのか、道はある地点を境に完全な藪に
時には背丈以上にもなるササを掻き分けながらその下に隠れる踏跡を辿っていきました

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やがて急に視界が開けカール状の広々とした草原が現れます
これまでとは全く異なった景色がとても新鮮でした
道はあまりはっきりしないので咲いている花々を踏まないよう注意して登っていきます
背後の剱岳がどの山よりもかっこよく見えていました

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山頂まであと少し・・






後編につづく】