白山大汝峰~白山釈迦岳 <前編>

白山ロングルートにチャレンジしました


◆白山大汝峰・はくさんおおなんじがみね・石川県/岐阜県・2,684m◆

◆白山釈迦岳(前峰)・はくさんしゃかだけ・石川県・2,030m◆

                                     2008年9月7日(日) 《単独》


【行動時間 約9時間40分(休憩含む)】
別当出合(5:20)―中飯場(5:55)―甚ノ助避難小屋(6:55)―エコーライン分岐(7:25)―室堂(8:40)(9:00)―大汝峰(9:55)(10:10)―七倉ノ辻(10:40)―釈迦岳前峰(12:25)(12:35)―釈迦岳登山口(14:00)―市ノ瀬(15:00)





ここまで来たら迷いはありませんでした
片道の切符を購入し始発のバスに乗り込みます
乗客は私を入れて9名
暗闇の中、バスは5時ちょうどに動き出しました



静かな車内で観光アナウンスの音だけがやけに賑やかでした
2時半起床で眠くてウトウトしていたらあっという間に別当出合に到着
バスを降りた9人は揃ってビジターセンターのベンチにザックを下ろします



この中にひとりでも同じところに向かう人がいれば・・
初めての道をひとりで歩くのはいつも心配
身支度を終えるとすでに明るくなった道をゆっくりと歩き出しました

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時間の心配もあるので今日も砂防新道を歩きます
青空に浮かぶ木々の葉っぱも少し色づいて秋の訪れを知らせてくれました
ひんやりとした空気も心地よく緩やかな道を登っていきます

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比較的歩きやすい道が続く砂防新道
柳谷を隔てて不動滝が豪快に落ちています
「こちらで休憩をどうぞ」
というようにベンチが設置してある中飯場はそのまま通過
背後に見えるはずの加越国境の山並みはまだガスの中でした

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樹林帯の道を九十九折れに登っていくと対岸の尾根が見えました
初めての白山でヘトヘトになりながら下った観光新道
今も懐かしく思い出します

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やがて周囲の木々が低くなり始めると甚ノ助避難小屋に到着
ザックを下ろし今日最初の休憩をとりました
別山に掛かっていた雲はやがて滑り落ちるように流れていきます
どこまでも続く高い空がとても気持ちのいい朝

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小屋をあとにして更に登っていくと南竜道分岐
ここを左に折れて黒ボコ岩へ向かう道が最短なのだけれど
南竜あたりの美しい高原の景色が好きな私は今日もエコーラインへ
分岐を直進し、別山を右手に眺めながら緩やかな道を歩いていきます

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やがて南竜山荘を眼下に見下ろすとエコーラインへの分岐
道標を左に向かい、九十九折れに続く階段状の道を登りつめていきました

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そよ風にたなびく草原がとても綺麗でした
やがて傾斜が緩くなると、いつものように穏やかな山容の御前峰が姿を現します
木道が続く弥陀ヶ原の草紅葉もとても綺麗でなかなか前に進めませんでした

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木道が終わると室堂への最後の登り「五葉坂」
岩ゴロの急坂を登っていく途中、次第に広がっていく弥陀ヶ原の景色に何度も後ろを振り返りました

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まだ時間も早かったせいか、室堂周辺は意外と静かでした
緑のハイマツと白っぽい山肌のコントラストがとても綺麗な御前峰
その穏やかな山容を眺めながら食事休憩としました

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あまりゆっくりとしてもいられないので先へ進みます
持参した1.5リットルの水の残量はまだ1リットル以上
室堂では水が出るけれど補給はしませんでした


祈祷殿の右側から山頂への道を少し進み分岐を左に曲がります
今日は御前峰へは登らず未踏の大汝峰へ
山頂を巻きながらガラガラの道を登っていきました

(分岐点)
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(加越国境の山々)
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(釈迦岳(左))
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坂を登り終えるころ大汝峰が姿を現します
するとハイマツの緑から荒涼とした褐色の世界に風景は一転
残雪たっぷりの千蛇ヶ池の横を歩きながらその迫力に圧倒されました

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イワギキョウの咲く砂礫の道をそのまま大汝峰方向へと歩いていくと中宮道との分岐となります
ここから先は未踏の域、どんな景色が私を待っていてくれるのかな
大汝峰山頂までは分岐から500メートルの距離
赤いペンキ印を頼りにゴツゴツの岩場を登っていきました

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山頂は急な岩場を登ったあと緩やかな尾根を進んでいったところでした
何本かの標柱の向こうには石垣に囲まれた小さな祠
今日の無事をお祈りして更にその先へ・・

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(剣ヶ峰)
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(御前峰)
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(翠ヶ池)
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(血ノ池)
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優しげな表情の裏の激しさ・・
私の中の白山のイメージが覆される瞬間でした
気付いたら「すごい!すごい!」の連発
白山の景観は間違いなくここが一番だと、そう思うのでした

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下から見て円錐状の山だと思っていた大汝峰も山頂は広くて平らな台形状の山でした
この場所でしばらくゆっくりしようと思っていたけれど
急激にガスが広がってきたのであわてて立ち上がります

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終始ひとりきりの山頂でした
そこから北北西の方角に向かって砂礫の道を下りていきます

前方にはハイマツの海原に見え隠れしながら続く一本の登山道が見えました

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後編につづく】