雲上の楽園 雲ノ平縦走④

この楽園がどこまでも続けばいいのに・・


◆水晶岳・すいしょうだけ・富山県・2,986m◆

                                          2008年8月5日(火)


【行動時間 約11時間半(休憩含む)】
水晶小屋(4:55)―水晶岳(5:25)―水晶小屋(6:15)(6:40)―岩苔乗越(7:20)―祖父岳(8:10)―雲ノ平山荘(9:35)(10:10)―薬師沢小屋(12:40)(13:10)―薬師峠キャンプ場(16:20)





午前4時、小屋の一日はすでに始まっています
今日は夏休み山行4日目
山での生活にもすっかり慣れました



荷物の整理をし、水と食料だけ持って水晶岳へのピストンへ
ガスが立ち込めていたけれど明らかに昨日よりは良さそうなお天気

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砂の斜面をしばらく歩くとやがてゴツゴツの岩稜帯になります
片側切れ落ちた場所もあり慎重に通過・・

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ガスの中から次々と現れるピーク
やがてその頂にひっそりと立つ標柱を確認しました

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水晶の埋まっている岩は太陽光が当たるとキラキラ輝いて見えるとのこと

遠くから眺めるこの山は山肌の黒っぽい「黒岳」
実際歩くこの山はキラキラ輝く「水晶岳」
二つの呼び名のある意味がやっと分かりました

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狭い山頂の岩陰で軽い食事をしたあと往路を引き返します
途中、小屋でお隣だった年配の方とすれ違いました
これから赤牛岳へと向かって読売新道を下りられるとのこと
しばらく立ち話のあと、またの再会を約束してその場をあとにしました

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午前6時過ぎ、ほとんど誰もいなくなった小屋に戻ってきました
置いてあったザックを回収し次の目的地に向かって歩き出します
今日は長い一日になりそう・・

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岩苔乗越まで昨日歩いた道を戻ります
そういえばこの辺りで昨日
新穂高から水晶岳まで日帰りピストンされてるという方が・・  (しかも二組!)
驚嘆の声を上げながらその方々のお話をお聞きしたことを思い出しました

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岩苔乗越から更に直進し、祖父岳への登りとなります
それほど急な道ではないけれど、山頂まで思ったより長く感じられました

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短い梯子を登りハイマツの間を潜るように歩くと
やがてケルンの乱立する広い祖父岳山頂に到着
周りを取り囲む山は今日まで歩いてきた道のりそのものでした

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しばらく感慨にふけったあと
前方に眺められる「庭園」に向かって祖父岳を下山していきます
岩ゴロのザレた道をゆっくり下り
小さな雪渓を越えるといよいよ長く続く木道の始まり
歩きたかった「雲上の楽園」の始まりです

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(水晶岳)
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ゴロゴロとした岩の間に咲く白い花々がとても綺麗でした
だんだん近づいてくる薬師岳と
少しずつ離れていく水晶岳の姿を交互に眺めながら
緩やかな道を歩いていきます

やがて草原の中でメルヘンチックな佇まいの雲ノ平山荘に到着
長い木道歩きは一旦ここで休憩・・

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冷えたレアチーズケーキが美味しかったです
山荘でしばらく食事休憩したあと再び続く木道へ

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クネクネと曲がりくねった木道はハイマツの間を潜り、木々の間を抜け・・
何だか線路の上を走る列車にでもなった気分


やがて長かった木道も終わり、薬師沢への岩ゴロの急坂が始まります
ツルツルと滑る岩がとても歩きにくくて大変な道でした

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沢の音が近づいてきました
長い鉄梯子を降り河原に出ると薬師沢小屋が見えます
そのまま河原を歩き鉄橋を恐々渡っていきました
小屋の前のベンチに座って休憩していると
川の水で冷やされた涼しい風がとても心地良かったです

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小屋で水を補給させてもらって今日の最終目的地へと向かいます
小屋の左手にある登山道をしばらく登っていくとやがて道は緩やかになり
また快適な木道が始まります
樹間から時折見える太郎平近辺もまだまだ遠い・・

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やがて木道も終わり、太郎平へ向けての最後の急登を終えると道は再び木道に
周囲の懐かしい風景を眺めながら緩やかな道を歩くと太郎平小屋に到着
小屋前広場でしばらく休憩後、本日のテン泊地の薬師峠キャンプ場へ

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ほんの数日前のことなのにもう随分昔のことのようにも思えて・・
取り出すのも一苦労になってしまったたくさんの思い出を抱え
再びこの場所に帰ってきました







雲ノ平縦走⑤につづく】