雲上の楽園 雲ノ平縦走③

雨の日の忍耐登山・・でもそのあとに・・



◆鷲羽岳・わしばだけ・富山県/長野県・2,924m◆

                                           2008年8月4日(月)


【行動時間 約8時間40分(休憩含む)】
黒部五郎キャンプ場(5:30)―三俣山荘(7:50)―鷲羽岳(9:40)―三俣山荘(10:35)―岩苔乗越(12:50)―水晶小屋(14:10)




薄れた意識の中で聞いたあの音は、朝になっても続いていました
恐る恐る外を眺めてみてもそこにあるのは一面真っ白な風景

雨の日の山登りっていつ以来かな・・
考えてみても思い出せないくらい前のこと

一旦雨が止んだのを機にすばやくテントを撤収
カラフルなレインウェアがモノトーンな風景を彩ります



小屋裏にある登山道から三俣山荘へ
岩ゴロの急登が朝一の体に堪えました

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展望も無くひたすら道なりに進んでいくとやがて黒部乗越に到着
三俣蓮華岳ピークを越える道と巻道との分岐になります
天候も悪かったことから時間短縮で巻道ルートへ

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雪渓もまだ多く残り、少し迷ってしまった地点もあったけれど  (「山と高原地図」にも「迷」マーク有り・・)
なんとか無事に三俣山荘に到着
雨は相変わらず降り続いており
気分を落ち着かせるためしばらく中で休憩することに

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しばらく休んでも天候は変わらない様子
今日はワリモ岳から水晶岳まで一気に登り雲ノ平でテン泊・・の予定だったけれど
風もあり視界も悪いことから一部変更としました

ザックを山荘に置かせてもらい、鷲羽岳に向かいます

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雨交じりの強い風
目の前の急斜面を見つめながら、ただひたすらジグザグに登っていきます
忍、忍、こんな日の山登りはただ耐えるのみ・・

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最後の岩場も慎重に通過
何度か挫けそうになったけれど、山頂に立てば苦労も忘れて充実感でいっぱい

・・子供たちは疲れた表情でしたが (汗

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北アルプスの真ん中、ここ鷲羽岳からの風景はとてもすばらしいとのことだけど・・
見えない風景を頭の中に思い描いたら下山にかかります
滑りやすいザレた急斜面を三俣山荘に向かって慎重に戻っていきました

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山荘まで戻りしばらく温かい室内で小休憩したあと
黒部源流ルートから水晶小屋に向かって歩き出しました

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沢の音が響く草原状の道は様々なお花でいっぱい
「黒部川水源地」という石柱を越えしばらく登っていくと雪渓沿いの道を歩くようになります
最初の一滴はどこなんだろうな・・

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岩苔乗越までが長く感じられました
雲ノ平方面への分岐を左に見送り右手のザレた急坂を少し登っていくとワレモ岳との分岐
そのまま水晶岳方面へと歩いていきます

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岩ゴロのトラバース道を慎重に進むとやがて歩きやすい緩やかな道となります
お花がたくさん咲いて高山の雰囲気たっぷりの場所
気が付くといつの間にか雨はあがっていました

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お花がたくさん咲く斜面をトラバースぎみに登りつめていくと
やがて真新しい木の香り漂う水晶小屋に到着
北アルプスで一番小さい山小屋は水晶岳の肩にひっそりと建っていました

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約2年ぶりの3度目の山小屋泊まり
独特な雰囲気が何だか懐かしく思えます

子供たちは喜んでいたけれど・・
でも二人で一枚はやっぱり辛い・・

妙に近いお隣の方とお話をしたりしながら夕食までの時間を過ごしました

 


そんなとき・・
ふいに窓の外の光の変化に気づき
今日は出番がないかなと思っていたデジイチを手に外へ

今日ここに泊まることにしたのにはワケがあったのです

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(小屋正面より 野口五郎岳)
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(水晶岳方面)
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(鷲羽岳・ワリモ岳)
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鷲羽岳では見ることが出来なかった眺望・・
雲ノ平へ下りる時間は十分にあったのだけれど
淡い期待を持って今日は小屋泊まりとしたのです

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太陽が沈んでいくにつれ
刻々と変化していく空の色、山の色・・
ずっとその様子を眺めていました

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そして沈んだあとも
その場所からなかなか動き出せずにいるのでした

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小屋泊もたまにはいいかな・・







雲ノ平縦走④につづく】