常念~蝶ヶ岳 トライアングル縦走 <前編>

槍穂大展望の縦走路を一日で・・


◆常念岳・じょうねんだけ・長野県・2,857m◆

◆蝶ヶ岳・ちょうがたけ・長野県・2,677m◆
                                         2008年7月21日(月) 《家族登山》


【行動時間 約14時間半(休憩含む)】
三股登山口(4:30)―前常念岳(9:30)―常念岳(10:30)(10:50)―蝶槍(13:55)(14:15)―蝶ヶ岳(14:55)(15:15)―まめうちだいら(17:35)―三股登山口(18:55)





早朝4時――
目を覚ますと三股駐車場はほとんど満車状態でした
まだ群青色の空には満天の星が輝いていて今日の晴天が期待できそうです



家族登山時においてほぼCTどおりに歩いている私たち
今日の長い道程を考え逆算すると、どうしても4時台には登山口を出発する必要がありました
眠りにふける子供たちを起こし、準備をしてゆっくりと歩きだします
早朝の肌寒い山の空気がアルプスに来たことを実感させてくれました

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駐車場から10分ほど歩くと「常念岳・蝶ヶ岳 登山口」
登山指導所で登山届を提出し、さらにその先の橋を渡るとすぐに分岐となります
右は常念岳、左は蝶ヶ岳、
どちら周りで登るかは今回迷ったところなのだけれど・・
ここは予定どおり右側の常念岳へと向かいました
地図の等高線からもその登りが普通じゃないことが判ります

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樹林帯の中に朝日が差し込むようになると気温も急上昇し汗がドッと噴き出してきます
50分歩いて10分休憩・・
これを繰り返しながら、継続するジグザグの急登をひたすら登っていきました


「あ、そういえば・・」

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数日前に興味本位で購入した「秘密兵器」
ザックの中に忍ばせていたのをすっかり忘れていました
変わった味がいかにも効果のありそうな・・アミノ酸(顆粒)
今日はお試し山行です

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長かった急な登りも尾根にたどり着くとようやく少しおさまりました
樹間から蝶槍や前常念岳が望めるようになるとそこは2,207m地点
その先は森林限界を抜けたハイマツと巨岩の世界になり一気に展望が開けます

(蝶槍)
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(前常念岳)
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花崗岩が積み重なった岩場を慎重に登っていきます
背後に沸き立つ雲と行く手に広がる青空がすっかり夏の様相
その先に待つ景色にも期待が高まります

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北アルプスといえども直射日光をまともに受ける南斜面はとても暑く感じられます
それでも時々風の通り道になっている地点があり、そこから吹いてくる風は天国のような涼しさ
岩の間に埋もれるように建っている避難小屋を過ぎるとようやく前常念岳に到着しました

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登山口から前常念岳までちょうど5時間、「山と高原地図」CTより30分早い到着です
ここから眺める常念岳は高く聳え立ち
CT1時間で本当に山頂に着けるのだろうかとちょっと心配になりました

(富士山と南アルプス)
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常念小屋との分岐地点が近くなると前方の展望が開け
北アルプスの主要な山々が姿を現しました
ここまでくると常念岳山頂はもう間近
一ノ沢方面から登ってくる多くの方々と合流しながらさらに大展望の待つ山頂へと向かいます
「槍ヶ岳だー!」
先を行く子供たちの嬉しそうな声が聞こえてきました

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前常念岳からちょうど1時間で常念岳山頂に到着
多くの人が休憩する山頂からは
燕岳から東鎌尾根、槍ヶ岳、穂高・・と、昨年の夏歩いた道が一望
ピークをひとつひとつ確認しながら感慨にふけります
まさに「絶景」と」呼べるその景観は、辛かった6時間の登りなんて忘れさせてくれるような素晴らしさでした

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諸条件のうちひとつでも悪ければここで引き返すことも考えていたけれど
天候も安定していて家族の体調もまずまず・・

でも
深く落ち込む鞍部の先に続く起伏に富んだ稜線を眺めたあと
そこから足を踏み出すにはかなりの勇気が必要でした

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後編につづく】