念願の野伏ヶ岳

やっと登れた念願の山・・。


◆野伏ヶ岳・のぶせがたけ・岐阜県・1,674m◆
                                 2008年3月9日(日) 《単独》



【行動時間 約6時間(休憩含む)】
白山中居神社(7:20)―和田山牧場跡(8:30)―野伏ヶ岳(10:45)(11:15)―和田山牧場跡(12:10)―白山中居神社(13:25)




岐阜県と福井県の県境にまたがる野伏ヶ岳(300名山)は
登山道がなく積雪期限定の山です
この山のことを知ったのは昨シーズンのことであり
関西・中京圏の山スキーヤーにも絶大な人気を誇るこの山に
ぜひ登ってみたいと今シーズンの目標にしていました

とはいえ無積雪期に登ってない(注:登れない)雪山に登るというのは
今回単独行でもありかなり不安
GPSがあったらなぁ・・と思いつつ地形図に磁北線を引き
十分な下調べをして早朝4時に自宅を出ました

ところが・・
登山ルートにばかり頭がいってしまって
登山口までのアクセスにおいて大失敗
福井県側から近いR127を通ってあと30分も運転すれば登山口に到着・・という時
突然目の前に白い壁・・!!
除雪されてなかったのです  ガ~ン
まったくの想定外のことに目の前の白い雪が真っ黒に・・(汗

ショックで頭の中がクラクラしてましたが
「今日は野伏ヶ岳に登るんだ」って決めていたので
すぐに地図を広げて確認
R127を戻り油坂峠を通って岐阜県側から石徹白(いとしろ)を目指したのでした
相変わらず下調べの甘い私です・・



そんなこんなで自宅をでてから3時間後の午前7時
ようやく登山口のある白山中居神社に到着しました
神社左側にある駐車場にはすでに10台ほどの車
そしてさらにその先には6、7台ほどの車が停まっていました
車内で軽く食事をすませたあと
ダブルストック、ワカン、アイゼンなどを持参して出発です


二つ目の橋を右に曲がり長い林道歩きが始まります
傾斜が緩やかで適度に締まった雪面がとても歩きやすいです
トレースはバッチリ残っていて迷う心配などなさそうでした

それにしても今日は本当に良いお天気
こんな日に山に登ることができて最高の気分です

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クネクネと蛇行して続く林道を途中で何度かショートカットしながら進んでいくと
突然大きく開けた場所に出ました
和田山牧場跡です
広大な雪原の向こうにはひときわ大きく野伏ヶ岳が聳えていました
ここまでスノートレッキングに来るだけでも価値のある美しい場所だと思います

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正面に斜めに山頂に延びる尾根が「ダイレクト尾根」で
今日私が登っていくルートです
ここから見るとかなり急な道に見えます(汗

そしてその右手の稜線が「北東尾根」
この二つの尾根の谷間を多くのスキーヤーは滑っていくみたいです


まだまだ遠い野伏ヶ岳の山頂・・
少し不安になりながら
ダイレクト尾根の取付き地点へとしばらく水平道を歩いていきました

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尾根の末端はかなり回りこんだ地点にありますが
そこまで迂回しているとちょっと時間がかかってしまいます
なので直接尾根へ這い上がることにしました
後ろを振り向くと
後続の山スキーヤーの方はそのまま迂回路を歩いていくようです

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斜面は急ではありましたがアイゼンをつけるほどでもなかったです
辛くて何度も立ち止まりながらようやく辿りついた尾根上で小休止
するとすぐに先ほど迂回路を歩いていった山スキーヤーの方が追いついてきました  ・・あら(汗

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あとはひたすらこの尾根を登っていくだけです
青空と周囲の白い山々がとても綺麗
人気のある山の理由がよく解ります

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(小白山)
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(眼下の和田山牧場跡)
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やがて周囲の木々も見えなくなり白と青だけの世界になりました
傾斜は急ですがアイスバーンでもなくそれほどの恐怖感もありません
つぼ足でステップを踏みながら登っていきます

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途中クレバスがいくつか口を開けていました
恐る恐る近くを通過・・
初めて見るクレバスはとても迫力がありました

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そしてスタートから約3時間半後
今シーズン目標にしていた野伏ヶ岳の山頂にようやく立つことができました
しかも今日は風も無く最高のお天気!
時が経つのも忘れて360度の大展望を楽しみました

(右手に荒島岳)
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(白山連峰)
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(北アルプス~乗鞍~御嶽)
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(槍~穂高アップ)
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(乗鞍岳アップ)
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(御嶽山アップ)
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(白山とみっちゃんアップ・・残念~)
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本当に素晴らしい景色です
なぜ山に登るのか・・
なかなか上手く答えられないそんな質問にも
今なら簡単に答えられそうな気がします


昨年からの念願だった野伏ヶ岳
嬉しさと充実感で一杯になりながら山頂を後にしました

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雪道の下山は早いです
駆け下りるように下りてあっという間に牧場跡に到着
雪がかなり緩んでいたのでワカンを履きました

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今日の登山者は30~40人くらいだったでしょうか
うち山スキーの方は約半数
牧場跡ではスノーモービルで縦横無尽に駆け巡っている方たちも・・
みんなそれぞれに大自然での雪遊びを満喫していました

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でもすぐそこまで春はやってきているんですよね
もうしばらくそこで
足踏みしていてほしいです

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