初冬の白山  ~弥陀ヶ原の雪景色

今年最後の白山を楽しみました。


◆白山・はくさん・石川県・2,702m◆
                            2007年11月17日(土) 《単独》


【行動時間 約6時間15分(休憩含む)】
別当出合(7:45)―甚ノ助小屋(9:50)(10:10)―弥陀ヶ原(11:20)(11:45)―甚ノ助小屋(12:35)―別当出合(14:00)




別当出合の吊橋は毎年11月に踏板が撤去される
今年は11月20日  
撤去されると砂防新道からの登山は実質不可能となる
だから今日は今年最後のチャンスかも
予定よりちょっと早い「白い白山」へ・・

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いつもの道はすっかり冬の装い
葉っぱを落とした木々も寒そうに身を寄せ合っているかのように見える
道をふさぐ落葉のクッションも
すぐに雪が混じってサクサクと心地よい感触

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山間の登山道に日が差し込むのも随分遅くなった
静かで薄暗い道は普通なら怖いけど
慣れている道だからか・・あまり感じない

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登るにつれ雪の量も少しずつ増えていく
夏道どおりに続いているトレース
雪面は適度に固く歩きやすい

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いつの間にか別山が隣に見えていた
初めて見るその白い山肌がとても綺麗・・

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登山口より誰に会うこともなく甚ノ助小屋に到着
夏の喧騒が嘘みたいな静けさ

山で過ごすひとりきりの時間は
寂しくて楽しい山の醍醐味のひとつ

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突然小屋の扉が開いてひとりの方が出てきた
急に現れるのもかなり驚いたけど
少しほっとする私

少し挨拶を交わした後
スキー板を担いで颯爽と登っていく彼を見送りながら
アイゼンを装着した

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久しぶりのアイゼンが懐かしい感触
南竜分岐にてエコーラインへ向かうつもりだったけど
トレースがまったく無かったため黒ボコ岩へ急きょ変更
この先、トラバース道から黒ボコ岩直下は
本当は通りたくなかったんだけれど・・

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(別山)
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(奥越の山並)
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(うっすらと雪を被った大長山とその左は赤兎山、その向こうに経ヶ岳)
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こちらの道を通りたくなかった理由・・
このトラバース道から黒ボコ岩直下にかけては傾斜がキツイのだ

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失敗したらどうなるか
この先はどうなってるのか
なんて考えてる余裕はなく
ただその「一歩」を頑張るだけ

少し緩みかけた雪と
絶えず上から転がってくる小石にヒヤリとする場面も・・



そして黒ボコ岩直下
夏道ならここは十二曲がりと呼ばれる九十九折の階段が続いているところだけれど・・
見上げるそれは一枚の大きな壁のよう

ほぼ直登に続いているかすかな踏跡が私に勇気をくれる


ここさえ登りきれば・・

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・・何を考えながら登っていたのか思い出せないけど
とにかく一生懸命だった気がする

気がついたら黒ボコ岩に到着していた
緊張は次第に嬉しさに変わっていく
その気持ちを抑えられずすぐにその先へ・・

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まだまだ雪の量は少ないけれど
「白い白山」
ずっと見たかった弥陀ヶ原からの雪景色
ため息とともに心が震え涙が出そうになる
何度も登っている山なのに

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雲ひとつない快晴の今日
山頂へ行けば素晴らしい展望だろうな

でも今日はここで引き返す
この景色が見られただけでとても満足だから・・

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別山を眺めながら下山していく
「日本の名峰500」のひとつに数えられている別山
こうしてみるとなかなかカッコいい山だ
来年はぜひその稜線を歩いてみたいな・・

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雪はみるみるうちに少なくなっていく

落葉の香り漂う登山道を歩いていると
さっきのことが夢のように感じられた

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これから深い雪に閉ざされてしまう白山
今日はその長い眠りの前に登ることが出来て良かった
お天気にも恵まれ素晴らしい景色だった

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また半年後に逢いたいな・・