北アルプス縦走④<奥穂~前穂~岳沢>

上高地から見上げたあの風景の中に私がいる・・。感動と緊張の縦走最終日。


{四日目}

◆奥穂高岳・おくほたかだけ・3,190m・長野県◆
                      2007年8月7日(火) 《家族登山》


【行動時間 約11時間20分(休憩含む)】
涸沢(6:10)―ザイテングラード取付(7:10)(7:20)―穂高岳山荘(8:50)(9:35)―奥穂高岳(10:30)(10:50)―紀美子平(12:50)(13;00)―岳沢ヒュッテ跡(15:35)(15:50)―上高地(17:30)



涸沢には青空がよく似合う
澄み切った青空を従えた穂高の峰々が
キラキラとその山肌を輝かせている

今日はいよいよ最終日
最高の朝が迎えてくれた

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涸沢小屋のテラスの前を通って奥穂高岳を目指す

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下から見上げたときはかなり残雪があるように見えたのだけれど
登山道に雪は無く
2度ほと雪渓をトラバースしただけ・・

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ザイテングラード取付地点は
これからの急登に備える休憩地点にもなっている
あたりにはお花畑が広がり
頭上には穂高の峰々
眼下には涸沢
とても綺麗な場所だ

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ザイテングラードとは「やせた岩尾根」という意味だそうだ
鎖もある急な岩場が続く気の抜けないルート
どんどん小さくなっていく涸沢
向かうのはあの澄んだ青空・・

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やがて少しずつ斜度は緩くなり冷たい風が吹いてきた
そこは白出のコルに建つ穂高岳山荘

青空に向かったつもりだったんだけどなぁ
あたりはガスに包まれてしまった・・

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奥穂高岳へは山荘横から登っていく
鎖・梯子の続く急峻な岩場の道だ

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ガスの中からチラリと見えた槍ヶ岳
昨日はあそこにいたんだよね・・

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そして念願の奥穂高岳も無事登頂
初めての穂高の頂
山登りを始めるきっかけとなった大好きな穂高の頂に・・
展望はなかったけど充実感でいっぱいだった
感激で涙が出そうだった

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ジャンダルムもいつか越えることが出来たら・・
夢は果てしない

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ひとしきり感慨に耽ったあと
再び気を引き締め直し前穂高岳に向けて出発する
吊尾根から重太郎新道にかけては
この4日間の核心部ともいえるべき厳しい道が待ち受けている

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このルートには最低限の鎖・梯子しか設置されていない
そのうえ距離も長く
長時間の緊張が強いられるところだ

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今通ってきた道を振り返るけど
どこをどう通ってきたのかさっぱり分からない・・

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細い尾根上では
右手に上高地
左手に涸沢が一度に眺められた

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重太郎新道の入口「紀美子平」に到着

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前穂高岳にはここに荷物を置き
30分ほどさらに岩をよじ登ればいい

でも山頂がガスに包まれていたのと
先を急ぐ身であったことからここは通り過ぎることに・・

後々このことは今回の山旅で唯一後悔した点となる (登っておけばよかった・・)

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紀美子平より先は鎖場の連続
急激に高度を落としていく
スラブ帯のこのあたりは滑りやすく怖かった

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岳沢が近くなってきた
高度計の数値がどんどん下がっていくのが
面白くもあり
少し寂しくもあり・・

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岳沢ヒュッテでは飲み物の販売のみ行っている
小屋のご主人の
少し寂しそうにもみえるその姿が印象的だった

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岳沢から先の道は
それまでとはガラリと変わってとても歩きやすい道
にもかかわらず足取りが重いのは
ただ疲れているというだけではなさそう・・

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人が溢れているとはいえ上高地はやっぱり美しいところ
梓川へと向かう小さな川の流れでさえ驚くほど綺麗だ

野鳥のさえずりが響く遊歩道を歩きながら
この4日間のことを噛み締める
当初から予定していた3つの山頂も踏破できた
怪我もなく無事下山できたことにも感謝したい

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河童橋付近より振り返ってみる

「さっきまであのてっぺんにいたんだ・・」

この景色を初めて見たとき山に登ってみたいと思った
この景色の中に自分の身を置いてみたいと思った



今年の夏
ひとつの夢が形に・・










一日目:中房温泉~燕岳
二日目:表銀座~東鎌尾根
三日目:槍ヶ岳~槍沢~涸沢
【四日目:奥穂~前穂~岳沢】