伊吹北尾根縦走

その道は様々な春の花咲き乱れる「花の回廊」でした。


◆伊吹北尾根・いぶききたおね・岐阜県/滋賀県◆
   国見岳(1,126m)、大禿山(1,083m)、御座峰(1,070m)
                        2007年5月20日(日)のち《単独》


【行動時間 約6時間半(休憩含む)】
国見峠(7:55)―国見岳(8:45)―大禿山(9::15)―御座峰(9:40)―静馬ヶ原(11:00)休憩(11:15)―御座峰(12:40)―大禿山(13:05)―国見岳(13:40)休憩(14:00)―国見峠(14:25)



伊吹北尾根とは
伊吹山からその北方7kmほど先の国見峠までの
岐阜滋賀県境稜線のことをいう。
花の宝庫だというその道を是非とも歩いてみたくなった。

関が原ICを降りR417を経て
自宅から2時間ちょっとで国見峠に到着。
10台ほど駐車できるスペースには
3台の車が止まっていた。

隣で準備をしている方と挨拶を交わした。
「どちらまで行かれるのですか?」
と聞かれ
「とりあえず行けるトコまでです・・。」
と私。
本当は伊吹山頂まで行くつもりなのだけれど。

でも・・
帰ったら子供を散髪に連れていってあげる約束もしている・・




取付地点は石碑の横。
少し登ったところで早くもチゴユリの大群落が出迎えてくれた。

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どんよりとした空からは時折小雨も降ってくる。
今日の天気は晴れだといっていたのに・・
山の天気ってわからないなぁ・・。

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道は少しずつ傾斜を増していき
ロープのかかった急な斜面を進んでいく。

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そこを過ぎるとやや傾斜は緩くなって
次々と可憐なお花たちが姿を現した。

「こっちだよ」
「ここだよ」
あちこちでお花たちが手招きしている。

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やがて国見岳山頂に到着。
看板に気が付かなかったら
危うく見落とすところの不明瞭な山頂。

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晴れていれば
国見岳山頂からは
伊吹山までの長い縦走路が見渡せるはず・・なのになぁ・・。

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気を取り直して
次の大禿山へと向かう。

道は大きな石がごろごろしていて歩きにくい。

次々と種類を変えていく足元の花々。
先へ進めないよぉ・・。

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尾根歩きといえども
道はアップダウンを繰り返しながら
稜線を進んだり
ブナ林の中を通ったり。

でもあまり疲れを感じないのは
この可憐な花々と
清々しい新緑のおかげかな・・。

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大禿山山頂でもやはり展望は得られず
そのまま通過。

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その後またいくつかのピークを過ぎ
30分ほどで御座峰に着く。

誰もいない山頂は
少し寂しそう・・。

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そこから先の道もまたすばらしかった。

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大勢の登山客とすれ違った。
伊吹山方面から登る方が多いみたい。

やがて
車が通る音が聞こえてくるようになる。
前方は何も見えないけど
伊吹山ドライブウェーが近いのかな。

山頂まで車で行けて
誰でもが展望や花を楽しめる山。
そんな百名山もいいかもしれない・・。

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そのドライブウェー合流手前の鞍部では
もの凄い風に
危うく帽子を吹き飛ばされそうになった。

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ドライブウェーに合流後は
そこを30分も歩けば伊吹山山頂に立つことが出来る。

もし山頂まで行けたなら
前回買えなかった山バッチを買おう・・
そんなことを考えながらここまで来たけれど。


その容赦なく吹き付ける風に
私のそんな考えもすっかり萎えてしまった。


このまま行っても展望ないしなぁ・・

子供との約束も気になる・・


そんなことを考え出したらもう止まらない。


今日は「北尾根」を歩きに来たのだから
ここをゴールとしよう・・

そう自分の中で勝手に決めて折り返すことにした。

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しばらくすると
ガスも少しずつ切れてきて
青空が顔を出し始めた。

その光でいっそう輝きを増すブナの林。
緑色に染まった空気。

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そして稜線上では
自分が今日歩いた道を確かめるように
何度も何度も振り返りながら歩いていった。


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駐車場に戻ると10台ほどの車が止まっていた。

すっかり晴れ渡った青空の下
山間の道を車を走らせる。
全開の窓から入ってくる心地よい風で
車の中は自然の「森の香り」。

車を止めて
時間を忘れて
ぼ~っとまどろんでいたい気分。


でも
早く帰らないと。


子供が首を長くして待っていることだろう・・。



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