荒島岳 1,524m
雪の少ない今年は雪山一年生の私にとってチャンスの年。
今日も頑張って登ってきました。
◆荒島岳・あらしまだけ・福井県・1,524m◆
2007年3月4日(日)

【所要時間 約6時間(休憩含む)】
駐車場(7:20)―しゃくなげ平(9:20)―山頂(10:40)休憩(11:30)―駐車場(13:10)
こと雪山において、
女性の単独は極端に少なくなるように思うけれど、
さらに私くらいの若年者(注:山の世界において
)を
私は今まで見かけたことが無い。
他の単独の方たちからも「えっ、ひとりなのっ?」なんてしょっちゅう驚かれるくらいだから、
やっぱり少ないのかもしれない。
そんな時、
ちょっと心がひるんでしまいそうになる・・。
県外のナンバーがズラリと並ぶ駐車場。
やっぱり100名山の威力はすごい。
そこから雪の無いスキー場のゲレンデをしばらく登っていく。
この岩ゴロの急坂が以外とキツく、
ここが荒島岳の唯一嫌いな個所でもある。
本来ならスキー場が営業している今の季節は、
リフトに乗ってスイ~ッと通過してしまうところなのに・・・。
30~40分ほど登ったリフト終点地点(標高700メートル)より雪が見え始めた。
正面には小荒島岳。
そこから本格的な登山道になる。
続くブナの林。
昨年の夏に聞いたブナの風音を思い出す。
その後急坂を登り終えると「しゃくなげ平」に着く。
誰かが作った雪のテーブルがあった。
展望やおしゃべりを楽しみながら暫く休憩したあと、
荒島岳で一番の急登「もちが壁」へと進む。
その上部は近年滑落事故が起きているところである。
でも幸いなことに、
いつもならガチガチに凍結しているらしいこの斜面も、
今日の雪質は柔らかくなっていて登りやすかった。
そのころ、
下山してきた方が通りすがりに、
「上の方、雪腐ってますよ!」
と言いながら下りていった。
ユキガクサッテイル・・・!!!
それはどういうことなのか?
臭ったりするとか・・
雪の色が白くないとか・・
その言葉が頭の中をぐるぐる回転していた。
稜線に辿りつき、山頂が指呼の間になる。
肝心な雪は・・・
ふにゃふにゃと柔らかくて融けているような感じ・・。
踏み抜くこともしばしば。
これが「雪が腐る」ということなのかな。
本当に雪が腐るわけはないけれど、
その表現には納得・・。
登ってくるときには必死でよくわからないけど、
振り返ってみるとこれが意外と急斜面だったりする。
帰り、大丈夫かな(汗
今日はこの「腐った雪」のせいでアイゼンなしで登ってこられた。
でも帰りは付けたほうがよさそう。
結局ここまで十数人の方を追い抜いて、
最終的にはひとりのおじさん(70歳くらいの方)と激しいデットヒートが繰り広げられた結果、
だれもいない山頂に2番ゴール!
ま、負けた・・・
でも、
写真の撮り合いっこなど楽しかったです。
おじさん、ありがとう・・。
やがて山頂は30人ほどの人でとても賑やかになった。
名残惜しいけどそろそろ下山しよう・・。
さっきの斜面がやっぱり怖いのでアイゼンを付けることにする。
Black Diamond レイブン プロ 65cm
急坂もかなり緩んでいた雪でなんなく下りることができた。
登りで通ったしゃくなげ平には向かわず林の中をトラバース、
帰りの登山道は雪解け水であふれかえっていた。
今日も頑張って登ってきました。
◆荒島岳・あらしまだけ・福井県・1,524m◆
2007年3月4日(日)


【所要時間 約6時間(休憩含む)】
駐車場(7:20)―しゃくなげ平(9:20)―山頂(10:40)休憩(11:30)―駐車場(13:10)
こと雪山において、
女性の単独は極端に少なくなるように思うけれど、
さらに私くらいの若年者(注:山の世界において

私は今まで見かけたことが無い。
他の単独の方たちからも「えっ、ひとりなのっ?」なんてしょっちゅう驚かれるくらいだから、
やっぱり少ないのかもしれない。
そんな時、
ちょっと心がひるんでしまいそうになる・・。
県外のナンバーがズラリと並ぶ駐車場。
やっぱり100名山の威力はすごい。
そこから雪の無いスキー場のゲレンデをしばらく登っていく。
この岩ゴロの急坂が以外とキツく、
ここが荒島岳の唯一嫌いな個所でもある。
本来ならスキー場が営業している今の季節は、
リフトに乗ってスイ~ッと通過してしまうところなのに・・・。
30~40分ほど登ったリフト終点地点(標高700メートル)より雪が見え始めた。
正面には小荒島岳。
そこから本格的な登山道になる。
続くブナの林。
昨年の夏に聞いたブナの風音を思い出す。
その後急坂を登り終えると「しゃくなげ平」に着く。
誰かが作った雪のテーブルがあった。
展望やおしゃべりを楽しみながら暫く休憩したあと、
荒島岳で一番の急登「もちが壁」へと進む。
その上部は近年滑落事故が起きているところである。
でも幸いなことに、
いつもならガチガチに凍結しているらしいこの斜面も、
今日の雪質は柔らかくなっていて登りやすかった。
そのころ、
下山してきた方が通りすがりに、
「上の方、雪腐ってますよ!」
と言いながら下りていった。
ユキガクサッテイル・・・!!!
それはどういうことなのか?
臭ったりするとか・・
雪の色が白くないとか・・
その言葉が頭の中をぐるぐる回転していた。
稜線に辿りつき、山頂が指呼の間になる。
肝心な雪は・・・
ふにゃふにゃと柔らかくて融けているような感じ・・。
踏み抜くこともしばしば。
これが「雪が腐る」ということなのかな。
本当に雪が腐るわけはないけれど、
その表現には納得・・。
登ってくるときには必死でよくわからないけど、
振り返ってみるとこれが意外と急斜面だったりする。
帰り、大丈夫かな(汗
今日はこの「腐った雪」のせいでアイゼンなしで登ってこられた。
でも帰りは付けたほうがよさそう。
結局ここまで十数人の方を追い抜いて、
最終的にはひとりのおじさん(70歳くらいの方)と激しいデットヒートが繰り広げられた結果、
だれもいない山頂に2番ゴール!
ま、負けた・・・

でも、
写真の撮り合いっこなど楽しかったです。
おじさん、ありがとう・・。
やがて山頂は30人ほどの人でとても賑やかになった。
名残惜しいけどそろそろ下山しよう・・。
さっきの斜面がやっぱり怖いのでアイゼンを付けることにする。
Black Diamond レイブン プロ 65cm
急坂もかなり緩んでいた雪でなんなく下りることができた。
登りで通ったしゃくなげ平には向かわず林の中をトラバース、
帰りの登山道は雪解け水であふれかえっていた。