蓼科山 2,530m
雪山一年生の今年最初の遠征、北八ッ・蓼科山に挑戦してきました。
◆蓼科山・たてしなやま・長野県・2,530m◆
2007年2月10日(土)
【所要時間 約5時間半(休憩含む)】
御泉水自然園(9:25)―蓼科山七合目登山口(9:50)―将軍平(12:00)―蓼科山山頂直下(13:20)―七合目登山口(14:45)―御泉水自然園(15:00)
今日はちょっと心配なことがある。
初めての冬の2000m越えだから?
それもある。
いかに暖冬といえどもそこは厳冬期の八ヶ岳だから?
それもある・・。
実は・・
今日は家族連れなのだ(久しぶりの)。
彼らにとっては初めての雪山登山。
それがいきなりこの山になってしまった・・。
雪山初心者向けの山とはいうけれどやはり心配、
今日は行けるところまで行くことにしよう。
CTが短いスキー場からのコースをとることにする。
白樺高原国際スキー場のゴンドラに乗り御泉水自然園で降りた後、
緩い傾斜の樹林帯の中を進む。
先行者のトレースがあり、そこを忠実に辿っていく。
そこを外すとズボッと膝上までもぐってしまうのだけど、
子供たちにはそちらのほうがお好みらしく、
楽しそうに、、、膝上ラッセル?
七合目登山口にて今日の安全をお祈りして、
鳥居の下をくぐり先へ進む。
徐々に青空も顔を出し始めた。
途中で先行者のパーティーに追いついた。
その先にトレースは無い。
でも道標もしっかりしており迷うことはなさそうだったので、
ラッセルを引き受けさせていただくことにした。
ワカンで膝下ぐらい。
慣れないことに息も絶え絶え・・
でも方角だけはしっかりチェックしないと。
美しい樹氷が見られるようになり、
やがて将軍平に到着。
その名前のとおり、
広くて平らなところ・・。
ここから傾斜は急になっていく。
木々も疎らになり前方が明るくなった。
森林限界はすぐそこ・・。
そして急に辺りの視界は広まり、
私たちは白と青だけの世界に飛び出した。
雪質が一変し、固い斜面になる。
その傾斜も一段と強くなったようだ。
慎重に歩を進めていく。
いったい何度くらいあるのかな・・。
目の前の斜面が「壁」にみえてくる。
急に子供たちのことが心配になった。
こんなところを軽アイゼンで登らせている・・。
ザイル等は持っていたけれど、
この斜面で繋ぐ余裕が自分たちにも無い。
これ以上進むことには限界を感じた。
山頂はすぐそこ、
もうあと20メートルあるかないかの所だった。
そうと決めたら即引き返すことに。
本当にもうあと少しのところで残念だったけれども、
今日はここまで来れただけでもよしとしなければ・・。
将軍平にて振り返る。
あー、でも、やっぱり、、、
「残念」。
先ほどまでの緊張感も薄れ、
そこから先はシリセードでラクラク下山。
今日は山頂こそ踏めなかったけれど、
素晴らしい冬の北八ッの森を満喫でき思い出に残る一日となった。
*********************************
スキー場駐車場からの蓼科山
全面凍結した白樺湖からの蓼科山
◆蓼科山・たてしなやま・長野県・2,530m◆
2007年2月10日(土)

【所要時間 約5時間半(休憩含む)】
御泉水自然園(9:25)―蓼科山七合目登山口(9:50)―将軍平(12:00)―蓼科山山頂直下(13:20)―七合目登山口(14:45)―御泉水自然園(15:00)
今日はちょっと心配なことがある。
初めての冬の2000m越えだから?
それもある。
いかに暖冬といえどもそこは厳冬期の八ヶ岳だから?
それもある・・。
実は・・
今日は家族連れなのだ(久しぶりの)。
彼らにとっては初めての雪山登山。
それがいきなりこの山になってしまった・・。
雪山初心者向けの山とはいうけれどやはり心配、
今日は行けるところまで行くことにしよう。
CTが短いスキー場からのコースをとることにする。
白樺高原国際スキー場のゴンドラに乗り御泉水自然園で降りた後、
緩い傾斜の樹林帯の中を進む。
先行者のトレースがあり、そこを忠実に辿っていく。
そこを外すとズボッと膝上までもぐってしまうのだけど、
子供たちにはそちらのほうがお好みらしく、
楽しそうに、、、膝上ラッセル?
七合目登山口にて今日の安全をお祈りして、
鳥居の下をくぐり先へ進む。
徐々に青空も顔を出し始めた。
途中で先行者のパーティーに追いついた。
その先にトレースは無い。
でも道標もしっかりしており迷うことはなさそうだったので、
ラッセルを引き受けさせていただくことにした。
ワカンで膝下ぐらい。
慣れないことに息も絶え絶え・・
でも方角だけはしっかりチェックしないと。
美しい樹氷が見られるようになり、
やがて将軍平に到着。
その名前のとおり、
広くて平らなところ・・。
ここから傾斜は急になっていく。
木々も疎らになり前方が明るくなった。
森林限界はすぐそこ・・。
そして急に辺りの視界は広まり、
私たちは白と青だけの世界に飛び出した。
雪質が一変し、固い斜面になる。
その傾斜も一段と強くなったようだ。
慎重に歩を進めていく。
いったい何度くらいあるのかな・・。
目の前の斜面が「壁」にみえてくる。
急に子供たちのことが心配になった。
こんなところを軽アイゼンで登らせている・・。
ザイル等は持っていたけれど、
この斜面で繋ぐ余裕が自分たちにも無い。
これ以上進むことには限界を感じた。
山頂はすぐそこ、
もうあと20メートルあるかないかの所だった。
そうと決めたら即引き返すことに。
本当にもうあと少しのところで残念だったけれども、
今日はここまで来れただけでもよしとしなければ・・。
将軍平にて振り返る。
あー、でも、やっぱり、、、
「残念」。
先ほどまでの緊張感も薄れ、
そこから先はシリセードでラクラク下山。
今日は山頂こそ踏めなかったけれど、
素晴らしい冬の北八ッの森を満喫でき思い出に残る一日となった。
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スキー場駐車場からの蓼科山
全面凍結した白樺湖からの蓼科山