上高地~涸沢

「日本一の紅葉」を見に、涸沢へ。
まだ少しばかり早いとのことではあったけど、
やはり一度は見てみたい との思いで
コミコミ覚悟の3連休、行って参りました。


◆涸沢・からさわ・長野県・標高2310m◆

                      
《第一日目》      2006年10月7日(土)雨
【歩行時間 約6時間】
上高地バスターミナル(6:55)―明神分岐(7:50)―徳沢(8:55)―横尾(10:05) (10:30)―本谷橋(11:55)―涸沢((13:50)  テント泊

大勢の登山客が次から次へと押し寄せてくる上高地バスターミナル
ここへは何度も訪れているけど
こんなにたくさんの登山客を見るのは初めて
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いきなりそんな光景に驚きながら梓川に沿って歩き出す
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小雨交じりの天気
分厚い雲が深く山々を覆っている
河童橋からも穂高の峰々は望めない
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アップダウンの少ない快適な道をどんどん進んでいく
景色はすっかり秋の風景
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それにしてもこの登山者の行列はスゴすぎる
前も後ろも先が見えないほど続いている
白馬の大雪渓を思い出す
それより上手かも・・
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バスターミナルから1時間ほどで明神分岐に到着
人が多すぎるので休憩しないで通り過ぎる
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1時間後に徳沢に到着
約1時間おきに休憩ポイントがあり歩きやすい道
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徳沢には広い草地のキャンプ場がある
ここは昔、牧場だったそうだ

大賑わいの徳沢を過ぎ、新村橋の横を通り過ぎてさらに進む
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徳沢からまた1時間ほどの次の休憩地点は横尾
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ここは槍ケ岳と涸沢との分岐点
橋を渡って涸沢へと進んでいく
ここを過ぎると道幅も狭くなり登山道らしくなってきた
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黒い岩壁を光らせ迫ってくる屏風岩
なんとも不気味な感じ・・
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1時間半ほど林の中を通っていくとやがて次の休憩地の本谷橋に到着
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川原でたくさんの登山者が休憩を取っている中
ぐらぐらと動く吊橋を慎重に渡っていく
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その後は本格的な岩交じりの急な登山道に
雨も本降りになり強風も吹くようになってきたけど
あともうちょっと、頑張って登っていく
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赤く色づいたナナカマドらが姿を見せ始めると涸沢はもうすぐそこだ
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つらい石段も登り終え、
ようやく涸沢カール、到着!

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周りをぐるりと3,000m級の峰々に囲まれたここ涸沢
さすがに今日は生憎の天気でそのすべての峰々を見ることはできなかったけど
そのすばらしい紅葉
上高地からここまで16km、歩いてきてよかったなぁと感激もひとしおだった



さて雨脚もいちだんとひどく風も少しずつ強くなってきたので
紅葉はまた明日 ということにして早急にテントを張る
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テント場もさることながら小屋の混みようといったら、、、
涸沢ヒュッテは200名収容とのこと
でも聞いたところによればこの日は800名もの人がここに詰め込まれたみたい・・
それってどんなふうに寝るんだろう!?
テントでよかった・・・




でもその日の夜は
強風ともの凄い雨、それと寒さにより
ほとんど眠れない夜を過ごしたのだった・・





《第ニ日目》        2006年10月8日(日)雪~雨
【歩行時間 約5時間】
涸沢(8:30)―横尾(12:00)―徳沢(14:30)  テント泊



昨晩はほとんど眠れず早く天気が回復してほしいと思っていたけど
朝になっても強風は続いていた
そして 雨
ん?これは雨の音じゃない・・
恐る恐るテントのファスナーを開けてみた


すると・・・


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なんとそこは一面の銀世界!


10センチは積もっている様子
10月には降雪もあるとは聞いていたけどこんなに早くやってくるなんて・・

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紅葉も雪をかぶってかすんでしまっている
今日は奥穂高に登る予定だったけど
この強風と雪では無理と判断
しばらくテントの中でゆっくりすることに



奥穂上空近辺を行き来するレスキューのヘリコプターの
けたたましい音が響く・・



さて
今回は直前に購入した新しいテントを持ってきた
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アライテント ゴアライズ3

使いごごちはなかなかよい
フライもないというのに結露はなくサラサラしたテント内側には感動もの
エアライズのほうには結露はみられたし
ツェルトはもちろん びしょ濡れだった

カタログのうたい文句にもあるように
フライ無しでも快適に過ごせるとのことで
今回フライは購入しなかったけど
降雨時の入口の開閉に気を使うことや
靴の置き場所に困るといったことなどから
やはり必要なものなのかなと思った
いっそ冬用の外張でも・・


後で知ったことなのだけど
雨風雪に強いゴアライズでも弱点があった
涸沢のごつごつの岩場
ヤツに底部に1cmほどの穴をあけられてしまった(涙


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天候も回復の兆しがみえなかったので今日は下山することに


想像はしていたけど下山もこれまたすごい行列なのだ
雪が消える地点までは渋滞が続いた
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すぐにまた美しい紅葉が見られるところまで下りてくる
雪はあまり下のほうまでは降っていなかった模様
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屏風岩にも雪がくっついている
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今日は徳沢にて幕営することにした
なんだか明日は晴れそうだし
河童橋からの初冠雪の穂高連峰が見たい・・


と、同じことを考えている人たち・・かどうかはわからないけど
キャンプ場はカラフルなテントでいっぱい
おそらく200張以上はあるだろうな・・
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見上げると
前穂高北尾根が白く輝いている
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徳沢園で食べた岩魚定食(1500円)、
おいしかったなぁ・・





《三日目》        2006年10月9日(月)快晴
【歩行時間 約2時間】
徳沢(7:25)―明神池(9:00)―河童橋(10:00)




やっぱり草地の上で寝るのは気持ちがいい
ふかふかの絨毯みたいで 昨晩はよく眠れた


今朝は相変わらず雲っている
今日こそは青空をみせてほしいと切に願いながら
あと残り僅かな道のりを歩いていく
おとといほどではないけどすれ違う登山客は多い


しばらく歩いていくとやがてぽっかりと開いた雲の切れ間から
表銀座の山々が姿を現した
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そして青空は瞬くまに広がっていく
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明神池に写る明神岳
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焼岳
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そして後ろを振り返ると・・・

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いつかはあの山へ登りたいと 登山を始めるきっかけとなった大好きな風景

紅葉にはまだ早いみたいだったけど
眩いばかりの白い峰々、青い空が私たちを迎えてくれた

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奥穂に登れずとても悔しい思いだったけど
この景色をみてちょっと落ち着いた
また来年がある
再来年でもいい
それとも 憧れの山は最後まで残しておいたほうがいいのかも・・




乗鞍岳
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笠ヶ岳
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剣・立山連峰
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