後立山縦走 五竜岳

唐松岳よりみえる、どっしりとした山容の五竜岳。
その荒々しい岩峰へも行ってみたくなった。


《三日目はコチラ
《第四日目》
◆五竜岳・ごりゅうだけ・長野県・2,814m◆      
         2006年8月15日(火)晴れ

【歩行時間 約9時間 】
唐松岳頂上山荘(6:30)―五竜山荘(10:00)―五竜岳(11:00)―五竜山荘(12:00)―大遠見山(13:40)―ゴンドラ駅(15:30)

今日も良いお天気。
朝日を浴びた剣・立山連峰が眩しい。

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山荘を出発するとすぐに、
牛首の岩稜帯に突入。
早朝からその高度感ある岩場の連続に、
否応なしに頭の中スッキリ。

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五竜岳までの縦走路。
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ずっと剣岳を横目に歩いていく。
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唐松岳と五竜岳の最低鞍部まで来れば、
岩稜帯は一段落、
緩やかなザレた斜面を登っていく。
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遠見尾根への分岐を過ぎると、
五竜岳山荘に着く。

山荘は今日は込み合っているらしく、
「本日は1枚の布団に2名様でお願いします」との張り紙。

さて、長いようで短かった 初北アルプス縦走も、
今日、遠見尾根からの下山にて無事終了となる。
このままずっと縦走していたい気分だがそうもいかない。

麓のアルプス平駅まで、コースタイム4時間だ。
山荘の案内板に、ゴンドラの最終は4時となっていた。
現在10時であり、
コースタイム1時間40分となっている五竜岳山頂までは、
なんとか行けそうである。

山荘に荷物を置き、
大急ぎで山頂に向かう。

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次第に傾斜もきつくなり、
岩場の斜面も慎重に登っていけば、
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山頂からは、
八峰キレットの向こうにそびえる鹿島槍ヶ岳、
そしてそのはるか向こうに槍ヶ岳の穂先もみえる。
次はあそこまで行ってみたい・・・。
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時間もないのでさっさと引き返す。

スリップしないように慎重に下りていく。
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山荘までは予定時間内にもどることができた。
さあ、ここからアルプス駅まで制限時間4時間、
ノンストップだ!



山荘横から少し登ったところが白岳で、
そこにある分岐点を右に下りる。
細い尾根道は風が強い時は要注意だ。
鎖のある急な下りが続いて、
アップダウンを繰り返しながら徐々に高度を下げていく。

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ずっと日当たりの良い尾根道なので、
ものすごく暑い。

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西遠見ノ池には雪田があり、
しばしの間、涼を楽しむ。

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そしてまた、ものすごい勢いで下りていく。
わき目も降らず、まっしぐら。


この調子なら、あと1時間ほどで下山できるんじゃないか・・・。


そして、大遠見山に着く。

そこにはひとつの案内板があった。

それを見て、私たちは愕然とする。

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なんですって?
ゴンドラ駅まで、2.5時間・・・!?

これってまだ半分も下りてなかったんだ!

思わずその場にへなへなとへたり込んでしまった。

恐るべし遠見尾根。
このコース長すぎ!



ん?今から2・5時間かかるってことは・・・、
今1時45分だから、、、
到着時間4時すぎだ(汗)
最終に間に合わない、急げ、急げ!


さっきよりさらにパワーアップした私たち、
一目散に山を駆け下りていったのであった。




結局、ゴンドラ駅に到着したのは3時半。
後半のターボ全開が効いたらしい・・・。   ニヤツ・・・

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麓からはタクシーで猿倉へと戻る。

その途中、運転手の方にきいた話によれば、
ゴンドラの最終運行時間については、
登山者に早く下山してもらうよう早めに表示してある、というのだ。
実際は、もう少し遅くまで運行(下山者の状況をみて)しているらしい・・・。

まんまとゴンドラの策略にはまった私たちであった・・・。



タクシー代 4,900円で猿倉に到着。
そこから近くの「おびなたの湯」に向かう。
この温泉、雰囲気はなかなかよいのだが、、、
洗い場が3つしかなく、ちょっと大変だ。
だがそんなことよりも、
自分から発せられる異臭ともいうべきそのニオイ、、、
ビックリものだった。




さて、この4日間、
初日の天候にはどうなることかと思ったが、
後は好天に恵まれ、
雪、花、岩、展望と、
とても満喫できるコースであったこと、
そして何より、初めての北アルプス縦走、
無事に帰ってこれたことが、
今回大成功に繋がったことだと思う。

これからも、
「安全第一」に、
山に登り続けたい・・・。







《これからの山登りにつづく》